じぶん銀行の成り立ち

三菱東京UFJ銀行は、三菱銀行、東京銀行、UFJ銀行という3つの都市銀行が合併した銀行です。三菱財閥を背景にした三菱銀行の創業は1880年で、当時から数えると130年の歴史のある日本最大のメガバンクです。KDDI株式会社は日本の大手電機通信事業者です。国内・国際通信全般を手掛けており、固定電話サービスやプロバイダ、衛星電話事業の他、携帯電話のauは、docomo、softbankとともにもうお馴染みのブランドでしょう。

この最大手の銀行と、携帯事業を行う大手電気通信企業のKDDIが手を組み、2008年に共同で設立したネット銀行が「じぶん銀行」です。その最大の特徴は、銀行との様々な取引やサービスをスマートフォンや携帯に特化したということです。モバイルに特化したサービスは「モバイルネットバンク」と言われる所以で、特にauユーザーにはかなりお得な特典が様々に用意されています。

「すべてのサービスが手のひらで」がコンセプト。手の中のモバイルで、24時間いつでもどこでも銀行と接続でき、取引ができるのです。設立当初は携帯電話に特化した専用銀行としてスタートしたのですが、最近はパソコンや電話でも取引ができ、さらにスマートフォンが主流になりつつある現在では、「スマホ銀行」とも呼ばれています。

じぶん銀行の創設に当たっては、まだ合併前の旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行の時代から、利用者数の拡大の為に「モバイルによる銀行サービス」プロジェクトの話を進めていたと言います。そしてちょうど同時期に、KDDIは顧客にもっと便利に携帯をつかってもらうために、銀行サービスを導入できないかと考え始めていたのです。このようにうまく同じ時期に同じ方向性を探っていた両社が出合って、じぶん銀行が設立されたのでした。

多くのネット銀行のその出資者には、大手銀行や大手企業が名を連ねています。住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングス、日本初のネット銀行であるジャパンネット銀行は三井住友銀行とヤフー株式会社、日本生命保険相互会社など、など・・・。しかし、普通はその株主たちの会社はあまり表には顔を見せません。せいぜい株主である銀行との相互の振込手数料が無料だったりするくらいです。ところがじぶん銀行は、出資者である三菱東京UFJ銀行とKDDIのauとのコラボレーション企画を大々的に謳っています。ちょっと意表をついていると言えるかもしれません。



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